コラム

デジタルタコグラフ(デジタコ)を活用した燃料費削減とエコドライブ推進

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中央矢崎サービス株式会社 代表取締役社長の吉田幸市です。

私たちの生活を支える物流の現場で、今、切実な課題となっているのが燃料費の高騰です。原油価格の変動は、運送事業者の経営を直撃し、日々の運行に大きな重圧を与えています。しかし、この困難な時代だからこそ、私たちは知恵を絞り、新たな技術を最大限に活用して、この逆境を乗り越えていかなければなりません。

私が今回、皆様にお伝えしたいのは、デジタルタコグラフ(通称:デジタコ)が持つ、燃料費削減とエコドライブ推進における計り知れない可能性についてです。単なる運行記録装置に留まらず、デジタコは今や、経営改善、安全運行、そして環境負荷低減の強力なツールとして進化を遂げています。急加速・急減速の抑制、最適なルート選定、さらにはドライバーの意識改革に至るまで、その効果は多岐にわたります。実際に、私たちの製品を導入いただいた企業様の中には、燃費が10%から20%改善されたという嬉しいご報告もいただいております。

このコラムでは、私自身が社内外の様々な関係者に直接お話を伺い、デジタコ活用の「今」と「これから」を深掘りしていきたいと思います。現場で奮闘されている皆様の生の声に耳を傾け、この技術がどのように貢献できるのか、共に考えていければ幸いです。


社内メンバーに聞く、デジタコ活用の最前線

まず、私どもの社内で、デジタコ活用の推進に尽力しているメンバーに話を聞いてみました。

**吉田社長:** 森取締役、原本部長、久海係長、本日はお忙しい中ありがとうございます。皆さんは日々、お客様と接し、デジタコの可能性を肌で感じていらっしゃる。まずは森取締役から、中央矢崎サービスとして、デジタコ活用にどのような思いで取り組んでいるのか、お聞かせください。

**森 取締役営業部長(36歳):** はい、社長。私は常々、デジタコは単なる「監視ツール」ではなく「成長ツール」であるべきだと考えております。特に燃料費高騰という喫緊の課題に対し、私たちの「YDX-8」のような高性能デジタコは、まさにその解決の切り札となり得ます。記録された膨大な運行データを詳細に分析することで、急加速、急減速、アイドリング時間など、燃料消費に直結する要素を可視化し、ドライバー一人ひとりの運転習慣を改善へと導くことができます。新しい機能としては、リアルタイムでの運転指導支援や、最適な休憩タイミングの提案、さらにはAIを活用した危険予知機能なども開発を進めており、これらは全て、エコドライブを推進しつつ、ドライバーの安全と快適性を両立させるためのものです。若手ドライバーの育成においても、データに基づいた客観的な指導ができるため、非常に効果的だと感じています。

**吉田社長:** なるほど、森取締役の熱意、よく伝わってきます。データ活用による効率化と、ドライバーの成長支援、その両輪が重要だということですね。次に原本部長、長年現場でドライバーの皆様と向き合ってこられた原本部長から見て、デジタコの導入が現場にどのような変化をもたらしたのでしょうか。導入当初のドライバーの反応なども含めて教えていただけますか。

**原本 営業部長(58歳):** 社長、おっしゃる通り、導入当初は「監視される」という抵抗感を抱くドライバーが少なくありませんでした。私も、その気持ちはよく理解できます。しかし、実際にデータを見せながら「この急加速を少し抑えるだけで、一日の燃料消費がこれだけ変わるんですよ」と具体的な数字で示すと、彼らの目の色が変わるんです。特にベテランドライバーの中には、長年の経験と勘で「自分はエコ運転をしている」と自負している方も多かったのですが、データは客観的ですからね。そこから「もっと良くしよう」という前向きな意識が芽生え、今では多くのドライバーが自ら進んでデータをチェックし、運転を見直すようになりました。
また、エコドライブの推進は、結果的に安全運転にも繋がります。急な操作が減れば、事故のリスクも低下しますから。私たちの「SAN点呼」のようなIT点呼システムと連携することで、点呼時にデジタコの運行データを確認し、その場で指導・評価を行うことが可能になり、安全運行管理が格段に向上しました。現場からの信頼を得るには、単にシステムを導入するだけでなく、いかにドライバーに寄り添い、そのメリットを丁寧に伝えるかが肝心だと痛感しています。

**吉田社長:** 原本部長、ありがとうございます。現場の生きた声、そしてドライバーの皆様への深い理解を感じました。私も常々、システムは使う人がいてこそ意味があると考えています。最後に久海係長、若手ながら現場と管理の橋渡し役として、デジタコデータをどのように活用しているか、教えてください。

**久海 営業係長(23歳):** はい、社長。私は主に、YDX-8から得られる運行データを分析し、各ドライバーへのフィードバック資料の作成や、エコドライブランキングの集計などを担当しています。膨大なデータの中から、改善の余地があるポイントを抽出し、分かりやすいグラフやコメントを添えて提供することで、ドライバーの方々が自身の運転を客観的に把握しやすくなるよう工夫しています。
最初はデータばかりで戸惑うドライバーさんもいらっしゃいますが、「この区間での速度超過が減りましたね!」「アイドリング時間が〇分短縮できましたよ!」と具体的な成果を伝えることで、皆さんやる気を出してくださいます。特に、部署内でのエコドライブランキングは、良い意味での競争意識を生み、楽しみながら燃費改善に取り組んでいただけるきっかけになっています。若手ドライバーにとっては、ベテランの方のデータと比較することで、より具体的な目標設定ができるという声も聞いています。デジタコは、現場と管理側が連携し、会社全体でエコドライブに取り組むための強力なコミュニケーションツールだと感じています。

**吉田社長:** 久海係長、具体的な取り組み、非常に参考になりました。データと人間、そしてモチベーションを結びつける、まさに橋渡し役としての重要な役割ですね。皆さんの話を聞いて、デジタコの可能性を改めて確信いたしました。


業界関係者に聞く、デジタコが変える運送業界の未来

次に、実際にデジタコを導入し、日々奮闘されている運送会社の経営者と、現場のベテランドライバーに直接お話を伺いました。

**吉田社長:** 本日は、株式会社丸和運輸の田中社長、そしてベテラントラックドライバーの佐藤様にお時間をいただき、心より感謝申し上げます。田中社長、まずは御社がデジタコを導入されたきっかけと、現在の効果についてお聞かせいただけますでしょうか。

**株式会社丸和運輸 代表取締役社長 田中 義一様(50代):** 吉田社長、こちらこそありがとうございます。私どもの業界は、ご存じの通り燃料費高騰に加えて、ドライバー不足や働き方改革など、課題が山積しております。特に燃料費は、変動費の中で最も大きな割合を占めますから、ここを何とかしなければ経営は立ち行かない。そこで、中央矢崎サービスさんの「YDX-8」を導入することを決断しました。
導入当初は、やはりドライバーからの反発もありました。「俺の運転にケチをつけるのか」と。しかし、私たちは「これはドライバーの皆さんの安全と、会社の未来を守るためのものだ」と繰り返し説明し、データを活用した個別面談を徹底しました。結果として、導入から半年で、平均燃費が約15%改善されました。これは年間で数百万単位のコスト削減に直結します。さらに、急ブレーキや急発進の回数が減り、ドライバーの運転が格段に丁寧になったことで、軽微な事故も減少しました。デジタコは、コスト削減だけでなく、安全運行とドライバーの働きがい向上にも寄与する、まさに経営の羅針盤だと感じています。

**吉田社長:** 田中社長、15%の燃費改善とは素晴らしい成果ですね。導入当初のご苦労と、それを乗り越えられた具体的な取り組み、大変勉強になります。まさに「人」へのアプローチが成功の鍵だったということですね。
では佐藤ドライバー、実際に現場でデジタコ「YDX-8」を使っていらっしゃるご感想をお聞かせください。導入当初の抵抗感はありましたか? そして、エコドライブを実践するために、どのような工夫をされていますか?

**株式会社丸和運輸 ベテラントラックドライバー 佐藤 健司様(40代):** 吉田社長、本日はありがとうございます。正直なところ、最初は「監視されている」という気持ちが強かったですね。ベテランの自分に今さら運転の指導なんて、という思いもありました。しかし、会社が丁寧に説明してくれて、自分の運転データを見たときに、確かに「無駄な運転」があることを認めざるを得ませんでした。特に、信号の変わるタイミングを予測して早めにアクセルを緩める、下り坂では惰性で進む距離を延ばす、といった「ベテランの勘」だと思っていたことが、データで見るとまだまだ改善の余地がある。
今では、デジタコのデータが、自分の運転を客観的に評価してくれる「コーチ」のような存在です。毎日の運転が終わると、今日はどんな運転だったか、良い点、改善点を確認するようになりました。特に、エコドライブのスコアが高かった日は、まるでゲームをクリアしたような達成感がありますね。同僚との間で「俺は今月のランキング〇位だぞ!」なんて自慢し合うこともあります(笑)。データを意識するようになって、燃費も向上し、以前より疲れにくくなったと感じています。デジタコは、もう自分にとってなくてはならない相棒ですね。

**吉田社長:** 佐藤ドライバー、率直なご感想、心から感謝いたします。ベテランドライバーの皆様が、デジタコを「監視」ではなく「相棒」として受け入れてくださる。これほど嬉しいことはありません。田中社長の粘り強いコミュニケーションと、佐藤ドライバーのような現場の方々の前向きな姿勢が、この成果を生み出したのですね。


吉田社長によるまとめ:未来への展望と私たちの決意

本日、社内外の皆様から貴重なお話を伺い、デジタルタコグラフが持つ無限の可能性を改めて強く認識いたしました。

森取締役からは、デジタコ「YDX-8」が単なる記録装置ではなく、リアルタイムの運転支援やAI活用による危険予知など、未来の運転をサポートする「成長ツール」としての進化について伺いました。原本部長の言葉からは、現場のドライバーが抱える抵抗感を丁寧に紐解き、データという客観的な事実を通して「納得」を促す、人間味あふれるアプローチの重要性を学びました。そして、久海係長の若手ならではの視点による、データを見える化し、ドライバーのモチベーションを高める工夫は、まさに管理と現場の架け橋としての役割を象徴していました。

社外のインタビューでは、丸和運輸の田中社長が、デジタコ導入によって燃費を15%も改善し、それが経営を大きく改善したという力強い実例を語ってくださいました。そして、佐藤ドライバーの「監視ではなく相棒」という言葉は、私たちのデジタコ開発における究極の目標を示すものであり、胸に深く刻まれました。ベテランの「勘」とデジタコの「データ」が融合し、エコドライブを楽しみながら実践されている姿は、これからの運送業界の理想像だと感じています。

燃料費の高騰、ドライバー不足、環境問題への対応――運送業界が直面する課題は、決して簡単なものではありません。しかし、中央矢崎サービスは、これらの課題に真正面から向き合い、技術とサービスで解決の糸口を提供していくことをお約束いたします。

私たちの提供するデジタルタコグラフ「YDX-8」は、運行データを詳細に記録・分析し、エコドライブを強力に推進します。さらに、IT点呼システム「SAN点呼」との連携により、ドライバーの健康状態や運行状況を一元的に管理し、安全運行管理を徹底します。これら全てのソリューションは、単に「燃費を良くする」だけでなく、ドライバーの安全を守り、労働環境を改善し、最終的には運送事業全体の収益性向上、ひいては持続可能な物流社会の実現に貢献するためのものです。

私は、これからも現場に足を運び、皆様の声に耳を傾け、中央矢崎サービスが提供するソリューションが、本当に皆様のお役に立てるものなのかを問い続けてまいります。技術は日々進化しています。私たちはその最先端を走り続け、常に「お客様にとって何が最善か」を追求し、最高の製品とサービスを提供し続けることを、ここに固く誓います。

共に、持続可能で安全な物流の未来を築いていきましょう。

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